漢方薬の理解を深めるために、特徴をもっとよく知っておきましょう。
ここでは漢方薬の形状や漢方薬の命名法などを解説します。
漢方薬は主に大きく内服薬と外用薬の2種類に分類できます。
内服薬には「湯液」「散薬」「丸薬」「エキス顆粒」があります。
1.湯液
生薬を煎じて服用するもので、煎じることで生薬同士の相互作用を強めて薬効を高めます。
2.散薬
生薬の揮発性や芳香成分を保持するために、粉末状にして使用するものです。
3.丸薬
粉末状の生薬を蜂蜜で丸めて服用します。
4.エキス顆粒
現在の多くの漢方で用いられている形状で、簡単に使用できることが特徴です。
漢方薬には先ほど解説したような形状がありますが、この形状は漢方薬の名前から判断することができます。
1.○○湯剤、○○湯、○○飲、○○方
湯液(煎じ薬)のことで、湯煎じてから服用します。
服用までに少し手間がいりますが、吸収がよく効果が高いと言われています。
2.○○散剤、○○散
散薬のことで生薬を挽いて粉末にしたものです。
3.○○丸剤、○○丸
丸薬のことです。
生薬を粉末にしたあとに蜂蜜などで丸く固めたものです。
4.○○膏剤
生薬をごま油やミツロウなどで溶いた塗り薬になります。
5.○○エキス製剤
湯液をフリーズドライ加工したエキス顆粒のことです。
漢方薬の名前の由来には以下の様な特徴があります。
特徴1)主薬の生薬の名前から由来している漢方薬
例えば人参湯という漢方は「人参、甘草、白朮、乾姜」という生薬の組み合わせからできていますが、
人参がその中の主薬であるため人参湯という名前が付いています。
特徴2)処方内容を全て表している漢方薬
例えば甘草乾姜湯は「甘草と乾姜」から組み合わされていることに由来します。
特徴3)薬の作用や効果から由来している漢方薬
例えば補中益気湯という漢方薬は「中焦を補い気を増す」という意味から付けられています。